★SAFETY GATE★
「さっき言ってたこと、聞いてたんだろうな?」
「は…はいっ…で、でも、マジですか?
 俺、別に、教えてもらわなくっても、ですねェ」
「馬鹿野郎!そんなんじゃ大人の相手ンなるか!
 どうせヤるならヒーヒー言わせてやるのが男ってもんだろうが」

……この人の論点って、どっかずれてネェ?
引きずられるようにして、あの荷台へ…

「ちょ、ちょっと、まさかココで…」
「でっかい声出さなきゃばれねぇばれネェ」

バタン。
強い音を立てて閉まった扉に、
俺が勝手に付けた閂(かんぬき)を掛ける。
まっ暗闇で、俺の身体に手をかけて。
「マミーさん…あ、俺…別に淫売じゃねぇから上手くなくても…」
「阿呆。たまには相手くらいしろ。
 トニーに手つけられる前に、唾付けとかなきゃ俺だって気分がワリィ」
「……唾、つける、って…ん…ッ」
手探りで見つけられた俺の唇を、
舌先を当てて場所を確認するかのように舐める。
俺はソレを口を軽く開いて受け入れる。
唇が合わさったのを確認すると、さっき言われたとおりに舌を進めてみた。
マミーさんの唇を自分の唇でついばみ、それから舌で軽く割る。
動こうとする舌を自分の舌で押さえつけて。
動きを止めたソレの表面を、先のほうから線を画くようになぞると、
マミーさんの腕が俺の頭を掴んだ。
俺のくすぐる舌先が、俺の愛撫に反応して収縮する。
無理に掻き回すのではなく…
そっと見つけるようにして、反応をうかがいながら。

「ん…んぅ…ッ」

マミーさんのくぐもった声。
こ、コレでイイのかな。
もうちょっと、ココかな?いや、もしかしたらココかも…
色々考えながら、俺がしたのは自分が気持ちよくなる為のキスじゃなくて、
一生懸命やった手探り状態の愛撫。
不意に後ろ髪を掴まれて、頭を引かれて唇が離れた。

「い、痛い…ッッすよォ…髪…ッ」
「イイ、度胸、じゃネェか、てめ……」

マミーさんの声に。威圧感と、そして紛れもない上がった息を確認して。
途切れがちに吐き出される息が、
俺のキスがどんなだったのかを的確に現してた。

「…す、スンマセン、俺夢中で…」
「よぉ…ボタン…」
「は、はい?」
「その口で、俺のモン咥えてみねぇか?
 どんなにスゲェか知りたくなってきやがった…」

すべて手探りで。
マミーさんの言ったとおりに、自分がどう出来るのか試してみたくなる。
手を伸ばすと、肩に当たった。
ソコから、輪郭をたどって、下腹部を探る。

「もう一寸下だ…」

壁を背に座したマミーさんが、足を開いてくれるのが分かって。
身体を屈めて指で探り、指に当たった金具をカチリと外して。
温かい下腹部をなでてソレを見つけ、唇を寄せる。

手にしたソレの先端を。舌先で突付く。
「…くぅ…ッ、ば、馬鹿!するなら、するって…言え…ッ!」
「スミマセンッ…い、行きます…」
「ああ…。ゆっくり、しろよ」
「ハイ…」

唇を開いて、確認した部分を自分の粘膜で包みこむ。
一旦奥まで咥え込んで、
咽喉に当ててから…ちょっと苦しかったけど、
コレくらいなら我慢出来る…そしてから、唇で締め上げながら抜きあげる。
「ん…ッ…そぉ…上手いぜ…」
声に安心して、抜きあげた唇を先端に当てて、その割れ目を舌で押しなぞり、
輪郭をかたちどって行くと…俺の髪を掴む手が震えた。
微かに涌き出た液を舌ですくい取って、次の快楽の為に口内に広げる。
もう一度咥え込んで。
広がった液体が、俺の粘膜を柔らかく濡らす。
ああ、唇に突き刺されて犯されているみたいで、
咥えてるだけなのに…下半身が熱くなる…。
自分の唇に出入りするその感触が、
内壁を擦りあげられるあの感触を思い出させて。
耐えきれなくなって、自分のモノに片手を伸ばす。
「う…ああ…ッ…お、前…いつの間に…こんな、上手く…。」
自分がされたいように。
自分がどう舐められたらどんなにイイのか、それを想像して。
ココを責められたい、ココをもっと強く嬲られたい。
自分のモノに手をかけて、見えないから、ちょっと大胆に…
自分の唇の動きにあわせて、同じように刺激を与えたくなる。
これは、もしかしたら、自慰と似た行為でしょうかね…。

今、ココを嬲られたら、絶対イっちゃう…
そう思った部分を微かに当てた歯でなぞった。
歯を当てるなといわれたのに、その方がイイと、つい思ったから。
そうされたいって、思ったから…。
「う…ッ、馬鹿…あ、あ…ッッ…!!」
あ、来る…
そう思った途端に口の中がマミーさんの物で熱く溢れ返った。
零さない様に、唇を外して上を向く。

「ん…ッ…」
「…ッ…死ぬかと、思ったぜ…すっげぇ、よかった…」
荒い息が、俺の名を呼ぶ。
俺はといえば、この口の中をどうしていい物かわからずに、
むぐむぐと仰向くだけ。
「ん?…もしかして、お前
 口ん中に溜めてるんか?……そっか…」




うっわー。うっわー!(叫んで誤魔化すな
マミーさん教えてやるツモリが、翻弄されてしまいました(苦笑
なんか思いついたようですね。さて、なにすんでしょう。
でも対したことしてない…んですよ多分。
続き、またまたマミボタです。
妾はこの行為が終わるまで書ききるツモリらしいです(T▽T
ボタン、スマン…vvv
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